LAN工事以外のネットワーク構築方法
2018年10月5日
「LAN」以外にもネットワークの構築が可能というのをあなたはご存知でしょうか。
一般的にはLANでのネットワーク構築が基本となりますが、企業の場合、用途によっては「LAN」以外のネットワーク構築の方が良いこともあります。
一度社内のネットワーク運用を確認してはいかがでしょうか。
▶︎目次
LAN工事以外でネットワークを考える場合
通常、ネットワークの構築はLAN工事で行われることがほとんどです。
それにはランニングコストや導入費が安く、かつ簡単に利用ができるからという理由があります。
ただしネットワークを構築するにはLAN工事しかないというわけではありません。
- 大規模なオフィス
- 本社、支社といった会社間または店舗間といった広い領域でネットワークを構築いたい
といった場合はLANに加え、さらにネットワークを構築したほうが良い場合もあります。
今回はLAN以外のネットワーク構築の仕方について触れたいと思います。
ネットワークの基本は「3種類」
そもそも基本的にネットワークには3つの種類があります。
- LAN
- WAN
- インターネット
一番の違いはネットワークがつながる範囲・規模。
そしてネットワーク管理者です。
くわしく見てみましょう。
LAN
LANは「有線LAN」や「無線LAN」といった言葉に聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。
主に自宅内、オフィス内といった狭い範囲でネットワークを構築するのがLANです。
喫茶店のWi-Fiも、自宅でパソコンとプリンターをつなげるのも、すべて「LAN」で小規模なネットワークを構築しているからにすぎません。
現に、お店のWi-Fiは店舗を出てしまえば、ネットワークが切れ、ローカルの通信(4Gや3G)に切り替わります。
企業では主にオフィス内の機器同士をつなぐ役割で多く利用され、たとえばパソコンからコピー機でプリントアウトするためにはこのLANによってネットワーク構築が必要となります。
そしてこのネットワークの管理者、いわば持ち主は「LAN回線の契約者自身」です。
すでにお話している通り、LANの費用は導入費はかかるものの、利用料がかかりません。
WAN
聞きなれない単語ではりますがLANより広いネットワークを構築するのがこの「WAN」です。
インターネットはこの「WAN」でもあります。
つまりあなたも知らず知らずに使っているネットワークの構築方法なのです。
おもにインターネットへつなぐ以外にも、離れた拠点間同士でネットワークを構築する場合に「WAN」は利用されます。
たとえば「東京本社と都道府県ごとの支社」でパソコン同士のデータ通信をしたいという場合。
「WAN」でのネットワーク構築が必要となります。
「WAN」の場合「電話回線」や「専用回線」を利用し構築を行うため、ネットワークの管理者は回線事業者(プロバイダ)となります。
利用料がかからない「LAN」に対し、「WAN」は初期コストがそこまで高くないかわりに、毎月契約している回線事業者に利用料を払わなければなりません。
インターネット
実は、インターネットは「WAN」の一つです。
オフィスのネットワーク構築のように、世界中のパソコンを同士をつないでいる状態と考えればわかりやすいかもしれません。
たとえばネットでメールを送ると日本国内はもちろん、海外へもメールを送ることができますよね。
このようにWANの範囲を「世界」にまで広げたのが「インターネット」というネットワークなのです。
まとめ
今回は3つのネットワーク構築についてご紹介いたしました。
基本的にLAN工事でのネットワーク構築がおすすめですが、「WAN」でのネットワーク構築もまた、業種によっては必要となるでしょう。
LAN工事とあわせて今後の運用を再度確認してはいかがでしょうか。