LAN工事の契約前の要確認事項
2018年8月26日
電話工事や電気工事とは異なり、LAN工事には国家資格がありません。
LANケーブルで機器同士を接続と、素人でもやろうと思えばできます。
事実、自宅規模であれば誰しもLAN工事?はやったことがあるはず。
しかし、オフィス規模にもなると、やはり専門の業者に依頼するのが一般的。
当然、専門の業者に依頼するのですからそれなりの費用がかかります。
小規模でも10万円前後、中規模だと20,30万円ほどはかかるでしょう。
だからこそ、LAN工事を業者に依頼するときはより慎重に進めたいものです。
そこで、今回はLAN工事の費用に関する注意点を5つほどご紹介します。
契約前に知っておきたいものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎目次
1.LAN工事の費用に関する注意点
冒頭で紹介した通り、LAN工事の費用は小規模でも10万円前後します。
では、LAN工事の費用に関する5つの注意点について詳しくご説明しましょう。
見積書の項目は細かくチェック
LAN工事に限らず、業者と契約する前にはまず”見積書”を依頼します。
費用やサービス、施行日時など内容に問題がなければ契約という流れに。
しかし、見積書の内容というのは特に決まりがなく、何を記載するかは自由。
業者によっては”概算”や”一式”などざっくりとした記載で済ませているところも。
正直、見積書の段階ですから、ある程度ざっくりとしているのは仕方ないです。
ただし、ただ”概算”と、費用だけが記載されていたのでは検討さえできません。
できるだけ細かく記載されている、明確で分かりやすい業者が安心です。
部材提供でのLAN工事は可能
先述した通り、LAN工事は小規模オフィスでも10万円ほどの費用がかかります。
というのも、LAN工事には部材や工賃、人件費など様々な費用がかかるため。
有線LANで構築すると、オフィス全体にLAN配線をとどうしても部材がかさむためです。
ただ、LAN工事で使用される部材というのは、家電量販店でも販売しています。
つまり、依頼主側が必要な部材を自主購入し、部材提供しても工事ができるということ。
部材にかかる業者の中間マージンがなくなるので、それだけ費用も抑えられます。
業者によっては不可のところもあるので、打ち合わせのときに聞いてみるのがいいでしょう。
現地発注でのLAN工事も可能
LAN工事はお問い合わせから施行まで、少なくとも2,3カ月はかかります。
LAN設備というのはオフィス内の情報戦略の要として欠かせないものなため。
業者側としても十分に打ち合わせを重ねた上で、LAN工事に移りたいためです。
しかし、いくら打ち合わせを重ねても、施行していると「やっぱり…」というのはあります。
接続機器が増えたり、配置を移動したりして追加発注する必要があることも。
実は、ほとんどの業者はLAN工事の現地発注(追加)を受け付けています。
費用はかかりますが現場監督、または営業担当者に依頼すれば可能です。
施行中の一部取り止めは原則不可
追加発注と同様に、施行中に一部取り止めたくなることもあるでしょう。
ただし、追加発注とは反対に、施行中の一部取り止めは原則不可です。
業者側はLAN工事のために部材を調達し、スタッフのスケジュールを調整しています。
もし依頼主側の一方的な要求で取りやめていたら、業者側が損ばかりすることに。
一般的には契約成立した時点で、中には施行直前まで受け付けているところも。
一部取り止めする可能性があるのなら、少しでも早い段階で伝えるのがいいです。
アフターフォローの内容は要確認
LAN工事で忘れられがちなのが、”アフターフォロー”がどうなっているのか。
LAN設備は設置するのが目的ではなく、適切に運用するためのもの。
複雑な設備でないといっても、ちょっとしたことでトラブルになることはあります。
ケーブルに足を引っ掛けたり、つい繋ぎ間違えたりして接続不良になったり。
業者によってはちょっとしたトラブルは実質無料で対応してくれるところも。
反対に、施行後のトラブルには一切取り合わない業者もいるので注意です。
契約する前には、必ずどこまでのアフターフォローがあるのか確認してください。
2.まとめ
今回は、LAN工事の費用に関係する注意点についてまとめてみました。
LAN工事の費用に関する注意点は主に5つ。
- 見積書の項目は細かくチェック
- 部材提供でのLAN工事は可能
- 現地発注でのLAN工事も可能
- 施行中の一部取り止めは原則不可
- アフターフォローの内容は要確認
どちらにせよ、まずは”信頼できる業者”を選んで打ち合わせを重ねること。
きちんとした業者であれば依頼主から上手に要望を聞き出してプランを立てます。
ちなみに、業者選びのポイントは最低2,3社から見積もりを取って比較すること。
ぜひ、紹介した注意点を参考にし、信頼できる業者にLAN工事を依頼してください。