増設にかかる費用!業者に任せるべき?
2018年8月26日
LAN工事は1度施工したからと終わりではありません。
むしろ、オフィス環境をより良くするために常に変化させるもの。
スタッフの増員、機器類の導入で増設することも珍しくないのです。
ただ、0から施工するのと、増設するのでは内容が変わってきます。
当然、LAN工事の増設にかかる費用も変わってくるでしょう。
知っておかないと、いざ増設するときになって驚くことになるかも。
そこで、今回はLAN工事の増設にかかる費用をまとめたいと思います。
依頼前のチェックポイントにも触れていますので、参考にしてみてください。
▶︎目次
1.LAN工事の増設も業者に任せるべき?
オフィス環境に変化に応じて、LAN工事の増設を依頼することはよくあります。
ただ、必ずしもLAN工事の増設を専門の業者に依頼するわけではありません。
LAN工事における増設とは
LAN工事における増設とは、機器類の増設における配線の拡張など。
LAN工事とは機器同士、機器とインターネットを接続するためのものです。
パソコンを複合機、パソコンとインターネットをLANケーブルで接続するなど。
冒頭で紹介した通り、オフィス環境というのは常に変化しています。
フタッフが増員されれば、パソコンや複合機などの機器を増設することも。
当然、機器が増設されれば、接続するためにLAN工事が必要なのです。
LAN工事に国家資格はない
実は、LAN工事には”国家資格がありません”。
電気工事には電気工事士、電話工事には工事担任者などの資格が。
電気工事や電話工事を無資格で行うと法律により罰せられる可能性があります。
対して、LAN工事には資格がないので、誰でも施工が可能です。
事実、自宅規模のLAN工事であれば誰しも経験があるはず。
パソコンをプリンターに、インターネットに接続するというのは意外と簡単です。
正直、ハブ(集線装置)に余裕があるのなら、LANケーブルをつなげるだけ。
結局のところ、LAN工事は機器同士をLANケーブルでつなげて設定するだけのこと。
ちょっと知識があれば、経験があれば小規模の増設であれば素人でもできます。
増設も業者に任せるべき!
ただし、オフィスでのLAN工事の増設は業者に任せることをおすすめします。
というのも、オフィス規模のLAN設備になると、様々な機器が関わっています。
ハブが、LANケーブルが複雑に組み合わさっていることも珍しくありません。
もし、回線をループさせてしまうと、ネットワーク自体が停止することも。
業者がシンプルに設計してくれていればいいですが、あくまで専門的な範囲です。
素人目には複雑になっている、よく分からない状態になっていることはよくあります。
「絶対に大丈夫!」という自信がないのなら、業者に任せておくべきです。
2.LAN工事の増設にかかる費用
オフィス規模のLAN工事の増設は、専門の業者に任せておくべきとのことでした。
では、LAN工事の増設にかかる費用と、依頼前のチェックポイントをご紹介しましょう。
増設にかかる費用
LAN工事の増設にかかる費用を以下にまとめてみました。
- LAN配線…3,000円/10m
- パッチ配線…2,000円/10m
- ルーター設置…10,000円/台
- ネットワーク設定…6,000円/台
- 派遣費…10,000円/人
基本的な内容としては、0から施工するのも増設するのも変わりません。
むしろ、ハブに余裕があるのなら、増設する費用を抑えられるでしょう。
しかし、天井や壁、床などに穴を開ける必要のあるときは別です。
0から施工するときは、天井にも壁にも何もない状態で作業できます。
反面、増設で穴を開けるとなると、工事の規模も手間も増えるのです。
施工内容によっては0から施工するよりも高くなることもあると言えます。
まずは業者に見積もりを依頼して、概算だけでも提出してもらうのがいいです。
依頼前のチェックポイント
LAN工事を業者に依頼する前のチェックポイントは以下の3つ。
少し多めに増設しておく
まず、将来的な増設を想定して、少し多めに依頼しておきましょう。
今回、LAN工事で増設したとしても、将来的にまた必要になることも。
その都度依頼していると、どうしても費用が高くなってしまいます。
その点、多めにしておけば、将来的に費用も手間も削減できます。
部材は極力提供する
次に、LAN工事の増設にかかる部材の提供も検討してみてください。
実は、LAN工事にかかる部材というのはホームセンターなどで売っています。
LANケーブルやハブなど、業者が間にないだけ費用を抑えやすいのです。
ただ、業者によっては部材提供を拒否しているところもあるので注意です。
「部材提供してもいいですか?」とあらかじめ聞いておくと問題も避けられるでしょう。
要望は的確に伝える
最後に、オフィスをどうしたいのか、要望は的確に細かく伝えることが重要です。
確かに、LAN工事の増設はLANケーブルで接続して設定するだけ。
国家資格もなく、知識さえあれば素人でもできてしまう施工内容です。
しかし、オフィスにおける情報戦略の要として、LAN設備というのは欠かせません。
だからこそ、”LAN設備をどう活用したいのか”を明確にすることは必要なのです。
すでに付き合いのある業者であれば、前回の内容を省いても大丈夫です。
新しい業者と契約するのなら、前回の内容も含めるとスムーズに要望を伝えられます。
3.まとめ
今回は、LAN工事の増設にかかる費用についてまとめてみました。
LAN工事の費用は0から施工するより、増設した方が抑えやすいです。
ただし、天井や壁に穴を開けるなど、内容によっては高くなることも。
まずは業者に見積もりを依頼して、概算だけでも取っておきましょう。
できれば3社以上から、少なくとも2社から取っておくと比較できていいです。
ぜひ、より良いオフィス環境作りにつながる、LAN工事の増設をしてください。